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床材や壁材としてメジャーになりつつあるタイルですが、タイル本来の魅力といえば、耐水性や耐候性、耐火性に優れており、十年単位でも劣化がほとんど見られないことです。人の出入りの多いコンビニやホテルのロビー、百貨店などの床にタイルが使われているのが良い例です。
そんな魅力に気づいた人たちがタイルを選び始めてから、タイル人気は年々高まりつつあります。特に最近注目度が高いのがモダン系タイルです。モダンインテリアの色合いに象徴される、白、黒、グレーなどの色味で全体的にシックなイメージです。
多様化が進む現代では、住環境に”らしさ”を出すということが当たり前に行われています。デザイン性の高いモダン系タイルはまさにそういったニーズに応えうる商品といえます。

モダン系タイルの施工方法についてお話ししましょう。
まず従来のタイル貼りのスタイルで、モルタルでタイルを貼っていく湿式工法。湿式工法は養生期間を設けなければならず、天候や職人の腕により仕上がりが左右され、工事期間が長期にわたる可能性があります。
一方、近年増えているのが乾式工法です。接着剤でタイルを貼っていく方法です。以前は接着剤の精度が良くなく滑落の危険性があった為、主流ではありませんでしたが、接着剤の精度が格段に良くなった事で乾式工法が増えてきています。
貼る際の設置費用は多少掛かりますが、ランニングコストを考え合わせれば一概にタイルはお金がかかるとはいえません。タイルは劣化がほとんど見られないため、メンテナンスにかかる費用を最小限に抑えることができるからです。
定期的なメンテナンスに膨大な費用が掛かるのと、設置費用はかかっても後のメンテナンスが少なくて済む場合と、どちらが良いかは選ぶ人の価値観によるところが大きいと思います。
モダン系タイルのメリットはタイル本来の性質である耐水性、耐候性、耐火性、耐久性の４点に優れていることに加えてモダン系タイルならではのデザイン性の高さがあげられます。
タイルは外壁に使用されることもあるほど強い材質です。自分好みの空間を演出してなおかつそれを長期にわたって保ちたいというなら、モダン系タイルがおすすめです。