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テラコッタタイルは、自然の土を高温で焼いて固めて作られるタイルとなります。最大の特徴は、土ならではの柔らかな色合いです。オレンジがかったベージュの優しい雰囲気は、どのようなインテリアにもなじんでくれます。日本においても、洋風の邸宅が広まるにつれて人気が高まっているテラコッタタイル。もともとは、フランスやスペインで広く使われていたタイルでした。
素焼きのタイルなので、吸水性は抜群です。濡れた足でテラコッタタイルの上を歩くと、足の裏を優しく吸収してくれる様子がわかることでしょう。冬でもひんやりすることはなく、夏は常にサラサラの触り心地を楽しませてくれます。住宅の中のあらゆる場面で活躍してくれます。
床面に施工すると、非常に優しい雰囲気で人気のテラコッタタイルですが、他のタイルにはないデメリットもあります。それは、素焼きで作られているタイルであるため、ついた汚れが落としにくいこと。吸水性が高いことで、汚れもすぐに吸収してしまいます。そうした汚れが徐々に味わいになっていく点も、自然素材ならではの特徴です。理解した上で、適材適所で取り入れるのがお勧めです。

テラコッタタイルの風合いに惹かれつつ、「汚れやすいのはちょっと……」とためらう方もいるでしょう。特に近年では、キッチンやダイニングスペースに、柔らかな色合いのテラコッタタイルを施工したいと考える方も少なくありません。毎日の食事のたびに汚れがストレスになるようでは、心安らかに生活することは難しいでしょう。
このような場合には、本物のテラコッタタイルではなく、テラコッタ風タイルを採用するのがお勧めです。汚れが付きにくいタイルに、テラコッタタイルの模様をつけているもので、本物のテラコッタタイルのような吸水性はない代わりに、毎日のお手入れもさっと拭くだけで完了できます。
テラコッタ風タイルの中でも、滑らないように工夫されている製品は、玄関の三和土（たたき）などにも人気の品です。

テラコッタ風タイルの中で特におすすめは...
＞＞マドラス
＞＞ルベロン

本物のテラコッタタイル、そしてテラコッタ風のタイル、どちらにもメリットとデメリットがあります。どういった場所に施工するつもりなのか、また本物にこだわる「こだわり」がどれぐらいあるのかで、自分にとってピッタリな商品を選択すると良いでしょう。
テラコッタ風タイルを選択するデメリットは、やはり質感やデザイン面で、「本物には及ばない」と判断されてしまうことが多いこと。しかし、人気メーカーのこだわりのテラコッタ風タイルは非常に精巧に作られています。タイルならではの機能性はそのままで、リアルな質感にこだわった製品もありますから、ぜひ一度チェックしてみてください。リーズナブルな価格ながら、ハンドメイドらしい雰囲気にこだわる製品もあります。
もし「本物のテラコッタタイルを採用したいけれど、お手入れのことが不安」という場合には、タイルスタイルの無料サンプル請求をご活用ください。自宅で実際に汚れを付着させ、どのように見えるのか確かめることができます。素焼きのテラコッタタイルとテラコッタ風タイル、自分にとってメリットが大きいのはどちらなのか、しっかりと体感した上で商品を選択することができます。

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