場所によってタイルの種類は違うの?


タイルを張ってイメージチェンジしたいと思っても、張る場所やその場所の特徴を考慮してタイルを選ばないといけません。

タイルを玄関の外に張る場合は、まず第一に滑りにくいものを選ぶ事が大切です。しかし、滑りにくく加工してあるタイルは汚れやすいというデメリットもあります。また、玄関タイルが白系のお色で統一されていると、明るい印象で清潔感があって良いと思う方も多いかも知れませんが、その清潔感を保つにはこまめに掃除しないといけません。白系を選ぶ場合は、真っ白ではなく、クリーム色やオフホワイトなど少し色味がかった白や、柄のついた白系なら、汚れが目立ちにくいのでおすすめです。

玄関の中のタイルは、外のタイルと色を合わせて同じシリーズで屋外用の物と屋内用の物を分けて使うと一体感が出ます。わざと中と外で分けてしまうのも良いかも知れません。マンションなど、自宅の玄関が外と直接つながっていない場合は、水や汚れをそれほど気にしなくて良いので、屋内用のタイルでも、表面がツルツルとしたものを使用できることもあります。

キッチンにタイルを張る場合は、壁やカウンターが多いと思いますが、キッチンで使用するタイルで最も気にするのは汚れでしょう。汚れが落ちやすいのは、釉薬が使用されていて、光沢のあるツルツルしたタイルです。形は、長方形を横長に並べるとモダンな雰囲気になり、正方形のタイルだとかわいらしい印象に、そして、モザイクタイルを張るとキュートでおしゃれになります。

こんなところにも?おしゃれなタイルの使い道とは?


日本でのタイルのイメージは、「水回りで使用するもの」という人が多いでしょう。昔のお風呂やトイレなどには、だいたいタイルが使われていました。でも最近では、タイルをおしゃれなインテリアアイテムとして、さまざまな場所に使われています。
リビングダイニングの壁面の一角にブリックタイルを貼ると、味気ない空間だったのが、オシャレなカフェのような雰囲気になったり、色柄の綺麗なタイルをコースターや鍋しき代わりに使ったりすることも出来ます。

タイルを壁や床ではなく家具に張るという方法もあります。シンプルなテーブルにカラフルでおしゃれな模様のタイルを張り付けると、食卓が華やぎ食事の時間だけでなくインテリアとして楽しむことができます。大きなダイニングテーブルでなくても、小さめのテーブルにモザイクタイルをあしらうと、存在感を発揮します。

タイルが張れない場所はある?

カーペットや畳が敷いてある所には、タイルを張ることはできません。そのような場所は、それらを全て剥がしてからタイルを敷く必要があります。
また、壁に張る場合、壁紙が貼ってある場所にはタイルを張ることができません。壁紙は全て剥がしてから施工して下さい。