タイルが貼られたカウンターや壁は、耐水性・耐久性があり、デザイン性が高いことでも人気があります。特に表面がツルツルとしたタイルはお手入れがしやすいもの。水回りに多く採用されています。

一方で、タイルとタイルの間の「目地」については、「頑張ってもなかなかきれいにならない!」と、ヤキモキした経験がある方も多いのではないでしょうか。タイル目地を上手にお手入れ・補修する方法とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。紹介していきます。

タイル目地をきれいに掃除するには?

キッチンやバスルームなど、水回りにもタイルは人気です。もちろん日々の掃除は大切ですが、少しくらい汚れを放置しても、きちんと清掃できる点が魅力だといえるでしょう。しかしタイル目地の方はというと、溜まった汚れをきれいにするのは簡単ではありません。

バスルームのタイルの掃除

バスルームにおけるタイル目地の汚れは、主にカビによるものです。カビ取り剤を使って掃除すると良いでしょう。

  1. キッチンペーパーを当ててカビ取り剤をスプレー、成分が浸透するまで待ちます。
  2. 汚れがひどければ、放置時間を長くしてみてください。
  3. そっとペーパーをめくり、汚れが落ちているようなら取り除きましょう。
  4. その後しっかりと水で流してお掃除は完了です。

カビ取り剤を使用して掃除をする際は、必ず室内の換気をし、きちんと手袋を着用して行ってください。

キッチンのタイルの掃除

キッチンにおけるタイル目地の汚れは、油汚れやカビ汚れが多いです。

  1. 油汚れの場合は、キッチンペーパーをあてた後に油汚れを除去できる洗剤を使います。スプレータイプだと汚れに直接噴射できて便利です。
  2. 油汚れが何層にも固まっている場合、一度の清掃で全てを落とすことが難しいケースもあります。このような場合は、洗剤でパックをしたのちに、洗剤を含んだキッチンペーパーで優しくこすってみてください。
  3. 洗剤パックで緩んだ油汚れが、剥がれ落ちるケースもあります。

一度きれいに清掃したら、できるだけその状態をキープしたいところです。毎日さっと拭き上げるだけでも汚れは落ちやすくなります。

カビ汚れには防カビ剤なども上手に活用すると良いでしょう。

タイル目地のひび割れ!修復の仕方とは?

次は、タイル目地にひび割れを発見してしまった場合の対応策についてです。目地はタイルを支える重要な部位。ひび割れを発見すると、思わず「ギョッ」としてしまうかもしれませんが、安心してください。小さなひび割れであれば、DIYで補修可能です。

タイル目地にひび割れを発見したら

  1. まずは必要な補修用アイテムを揃えましょう。ホームセンターに行けば、タイル目地補修材などを購入できます。
  2. マイナスドライバーなどで、傷んでいる部分の目地を削り落としてください。
  3. その後補修材を補修部位に塗り込んでいき、はみ出した補修材を湿らせた布で拭きとります。
  4. しっかりと乾燥させたら、補修は完成となります。

一度でも挑戦すれば、意外と手軽に補修できることがわかるはず。ただし大きなひび割れについては、専門業者さんにご依頼される事をお勧め致します。