タイルの配列デザインのパターンを変えると、ただタイルを並べるのとはまるで印象が異なり違った雰囲気が楽しめます。新しい空間づくりの方法の一つとして、タイルのパターン張りを考えてみましょう!

タイルのパターン変えてみませんか?

タイル選びにおいて、つい考えがちなのがタイルそのもののデザインです。もちろんタイル自体のデザインも大切な要素ですが、タイルは張り方を変えるだけで印象が大きく変化します。シンプルなタイルでも、パターン貼りにすることでパターンデザインがより引き立ちます。パターン貼りは単調さを感じさせずに、空間のデザイン性を大きくアップさせる役割があります。 あなたは理想の空間にどんなイメージをお持ちでしょうか。様々なタイルをみても何だかしっくりこない…そんな時はパターンを変えて空間をイメージしてみてください。種類豊富なタイルに合うパターンのデザインはたくさんあります。それらを掛け合わせた組み合わせは無限大なのです。

こんなにあります!タイルのパターン張り

タイル張りと言うと規則的に水平かつ垂直に並べられたものが大半ですが、実は多くのパターンが存在します。同じパターンでも角度を変えるだけ、規則を変えるだけでまた違う印象を与えることも可能です。

・芋目地張り

通し目地張り 最もスタンダードな張り方ですっきりとした印象を与えます。「通し目地張り」とも呼ばれるように、縦と横の目地が共に直線に通っている張り方です。

・馬乗り目地張り

馬踏み目地張り 芋目地の横に並べる一方向のタイルを半枚分ずらして張る方法です。「馬踏み目地張り」「破れ目地張り」とも呼ばれ、アクセントをつけたい時に用いられる張り方です。

・縦貼り千鳥目地張り

馬乗り目地張りの縦バージョンです。この方法も縦目地が強調される張り方です。

・縦芋目地張り

縦芋目地張り 芋目地張りを縦にする張り方で、スタイリッシュさを感じさせます。縦目地が目立つため、目地を綺麗に通す必要があります。

・縦馬乗り目地張り

縦芋目地張りを半枚分ずらして貼る方法です。個性を出したい時に適した張り方です。

・やはず張り

網代張り 日本では天井仕上げのパターンとして昔からある張り方で、「網代張り」とも言います。45度に傾けたタイルを交互に組み上げる張り方です。

・四半目地張り

四半目地張り 対角線上に張る方法で斜めの目地になります。動きを感じさせつつも上品な印象で、和の雰囲気にも合います。端部の納まりに気をかける必要があります。

・フランス張り

フランス張り レンガの耐久性のある積み方として用いられていた方法。タイルで表現しても美しく重厚さを感じさせます。

・イギリス張り

イギリス貼り 長方形のタイルの列、正方形のタイルの列を並べていく張り方です。フランス張りと同じように2種の大きさのタイルを使用しますが、印象は大きく異なり個性があります。

・バスケット張り

バスケット張り 長方形のタイルを二枚セットで、縦横に並べていく張り方です。端正な印象を与えます。
この他にもパターンはたくさんあります。似たパターンもありますので、気になるパターンがあったらその張り方に近いものを探していくのも良いでしょう。

【パターン別】おすすめタイルはこれ

スタンダードな芋目地張りは、タイルの種類を選ばないのが大きなメリットです。空間をシンプルに仕上げたい時はもちろん、個性あるタイルを強調させたい時にも使えるため、柄や模様が入っているものや材質に特性があるタイルにもピッタリです。 大小の大きさを混ぜたパターン貼りにおすすめなのが、石調のタイルです。海外の石畳のような印象を与えたり、石の模様の角度の見え方が変わることで表情豊かになります。 石目調タイル 石目調タイルはこちら 外壁の場合、シンプルなパターンと合わせたいのが凹凸あるタイル。光の当たり具合によってタイルの見え方ががらりと変わりその特性がより映えます。 外壁タイル 外壁にオススメのタイルはこちら タイルのパターンを前面に出したいのなら、シンプルでシックなタイルと合わせるとより効果的。個性あふれる空間に仕上げたいのなら、パターンもタイルも珍しいものを組み合わせると面白みが増すでしょう。 タイルのパターンを変えてみると、あなたが理想とする空間が実現できるかもしれません。新しい空間づくりに、パターン貼りを取り入れてみませんか?