ブリックタイル編イメージ

そもそもレンガ・ブリックタイルの特徴とは?

まるで欧米の家を思わせる、表情豊かで趣のあるブリックタイル。一度は憧れたという人も多いのではないでしょうか? ブリックタイルの種類には本物のレンガをスライスしたタイルや、セメントを原料としたレンガの風合いを再現したタイルがあります。セメント製のタイルは本物さながらの質感があり、価格も本物のタイルよりもリーズナブルです。

さて、ブリックタイルの魅力はなんといっても、レンガ特有のでこぼこな表面が生む陰影の味わい深さです。表情が一枚一枚違うブリックタイルは職人による手作りの温かみを感じますよね。きっと、あなたの家を一段とクラシックに、上品に演出してくれることでしょう。まるで海外に来たかのような異国情緒を醸し出してくれるはずです。

また、TILE STYLEで取り扱っている焼成レンガは耐熱性や保熱性に優れており、面倒な手入れは不要です。紫外線による変色も他の素材の外壁に比べ起こりにくく、メンテナンス費用が安く済むのもメリットです。

古くから北欧地域などで家づくりにレンガが使われるのは、見た目の美しさだけでなく耐久性や断熱性の高さに理由があるのですね。

一方で、セメント製ブリックタイルのメリットはやはり、リーズナルブルな価格です。低価格ながら本物のレンガに近い質感が再現されており、自然の風合いが楽しめます、カラーバリエーションも豊富なので自分でアレンジするのも楽しいですよ。

比較的手入れが簡単なブリックタイルですが、手入れのしかた次第で美しさをより長く保つことができます。今回は、ブリックタイルの手入れ方法についてみていきましょう。

レンガ・ブリックタイルの手入れ方法

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ブリックタイルのお手入れをする際に大切なのは「目地」のケアです。レンガ自体には強い耐水性が備わっています。しかし、レンガとレンガをつなぎ合わせる目地の手入れが十分でないと水分がブリックタイルの裏面に入り込んでしまい、割れや剥がれの原因になります。

施工時にはブリックタイルの厚みの2/3以上を目安に目地を入れていただくことを推奨としており、定期的に目地の部分を補修するようにしましょう。

外壁など、屋外でブリックタイルを使用している場合に気になるのが「白華現象(はっかげんしょう)」ではないでしょうか。白華現象とはその名の通りブリックタイルに白い粉が付着してしまうことです。ブリックタイルだけでなく天然石やセメント製の外壁であればかなりの確率で起こるものです。これは外壁から出てきたセメントの中の成分が外気と反応して白く固まってしまうのが原因です。

白華現象そのものでレンガ自体の性能が損なわれることはありませんが、しっかりと手入れをしておかないとせっかくのレンガの風合いを損ねることになりかねません。

白華現象を含むブリックタイルの汚れの多くはこまめにブラシで水洗いをすることですぐに落とすことができます。もし、長いあいだ汚れを放置してしまったり、油汚れ等のしつこい汚れがついてしまったりした場合は、酸性の洗剤を薄めて使用して落としてください。サンボールなどの弱酸性洗剤でもいいですが、最初は端の部分などで、クエン酸や酢などで汚れが落ちるかどうか試してみてくださいね。

失敗しない為に気をつけるポイント

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レンガは初期費用が高いと言われるものの、何百年と時を経ているヨーロッパなどの建物の外壁にも多く使われるほど、手入れ次第でとても長持ちします。手入れも目地の補修など最小限の範囲で済むので、長い目でみれば他の素材に比べてかなりコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

レンガの耐久性を維持するためにも、理想なのはこまめに水洗いをすることです。

注意点として、レンガ表面の穴に入り込んだ汚れを落とす場合は洗剤を使っても問題ありませんが、その場合は酸がブリックタイルの表面に残らないように、最後に大量の水で洗剤をきちんと洗い流すようにしてください。

定期的なお手入れでレンガの魅力を長い間楽しめると良いですね!