ホントに上手く張れる?タイル張りの注意点

模様替えをしたくて、自分好みにおしゃれにタイルを張れたら良いですよね?でも、タイル張りは慣れていないし、うまくできるか不安、という方も多いでしょう。難しそうに思えるタイル張りでも、手順と注意点をしっかり守れば、きれいに張ることができるのです。それでは、タイル張りの注意点を確認してください。

一番の注意点は、張る箇所がタイルの重みに耐えられるかどうかです。最近ある、発泡スチロールの様なブリックタイルでしたら問題ないかもしれませんが、【タイルマート】で扱っているタイルは本格的なものなので、重量があります。十分に注意しなければなりません。せっかく綺麗に張れたのに、時間が経ってから落ちて来てしまってはお金も労力も無駄になることになります。

タイルをきれいに張るためには、張る前に十分に計画しておくことが大切です。張る箇所の面積を測り、足らずが出ないようにタイルを用意します。張り始めてから足らない、と言う事になるととても面倒です。また、タイルを張る際には、どうやって張っていけば、よりきれいでまっすぐにできるか割り付けを行います。そして、周囲が汚れないように養生シートやマスキングテープなどを使い、養生(保護)します。

なお、作業中は絶対に水で濡れないようにしないといけません。接着剤を塗ってから水で濡れると、タイルが付きにくくなってしまいます。特に洗面所やキッチンなど、水を使う場所へ張る場合は特に注意して下さい。タイルを張り終えてからも、接着剤がしっかりと固まるまで十分に気を付けましょう。

作業に必要なものは?作業前の準備


タイルを張るのに必要な道具を説明します。

「ディスクグラインダー」や「サンダー」

タイルをカットするのに使用します。張る場所の端などはどうしてもカットが必要になります。「タイルカッター」などで切れる場合もありますが、より綺麗にカットできますので是非こちらを。

「左官コテ」

種類が色々ありますが、モルタルや目地材を練る為のものや、目地材を詰めるのに必要なものなど色々あります。

「くし目コテ」

接着剤や貼り付けモルタルを塗り付ける際に使用し、3㎜くし目コテ、6㎜くし目コテ、13㎜くし目コテなどがあり、タイルの大きさによって使い分けると良いです。

「スポンジ」

目地を詰めた後、タイルに付着した余分な目地を取り除いたりきれいにしたりする際に使います。

「バケツ」

目地材やモルタルを練ったり、目地が詰め終了後に洗ったりする際に使用します。

「ゴムハンマー」

タイルを乗せた後、接着剤との密着度を上げたり、空気を抜いたりする為に必要です。

施工面積が小さい場合やDIYで行う場合は、タイル張りに最低限必要な道具がセットになったものも販売されているので、それらを購入すれば簡単に始めることができます。あとは、タイルや施工法に合わせた接着剤や目地材、作業に使う軍手やゴム手袋、マスクなどを用意してください。

必要なものが用意できたら、タイルの割り付けを確認します。行き当たりばったりに張って行ってしまうと、タイルが足らなくなったり、仕上がりに大きく差が出ます。床に置いてみて全体のバランスなどを確認してから行うと良いでしょう。次に、張る箇所にガイドラインとなる線を引きます。チョークラインなどを使うと便利かも知れません。特に壁に張る場合は、平行線をしっかりと引き、それにそって施工することで平行の取れた綺麗な施工が可能です。

張り方のコツと完成までの流れ

タイルを張る下準備ができたら、接着剤を塗る工程に入ります。接着剤はさまざまなタイプがありますが、クシ目コテで接着剤を塗るタイプの方法は、まずは大まかに接着剤を塗って、その後きれいにならします。この時に、コテは45度くらいに立てて、筋目が出るように塗りましょう。そして、接着剤が乾かないうちに、ガイドラインに沿って、タイルをしっかりと圧着するようにぐいぐいと揉みこんで張っていきます。その後、ゴムハンマーでたたく事で中の空気が抜け、よりしっかりと密着します。ただし、タイルの厚さによってはゴムハンマーで直接たたくと割れる事がありますので、その際は木片などをかませた上で叩いて下さい。
端まで張っていったら、タイルのサイズが合わなくなるので、その部分に合うようにタイルをカットします。その部分にタイルを当てて、鉛筆でカットする長さを記し、ディスクグラインダーなどを使ってきれいにカットします。

全て張り付けたら、約1日くらい乾燥させて固めます。しっかりと乾燥した後、目地材を入れ込み、余分な目地材を水を含ませたスポンジできれいに拭き取って完成です。